試験対策上、必ず押えておきたい教材のひとつが、実際に本試験で出題された問題、いわゆる過去問題≠ナす。
したがって、介護福祉士試験にしろ、ケアマネジャー試験にしろ、しっかりと試験対策を立てている受験生は、ほぼ例外なく一度は必ず過去問題に触れているはずですが、認知症ケア専門士認定試験は、他の主だった福祉系資格とは違い、基本的に過去問題が公開されるようなことはありません。
※ 本試験会場では、試験終了後、問題用紙を回収してしまうほどの徹底ぶりとか…
そのため、認知症ケア専門士認定試験受験者の大半は、過去問題に触れることなく本試験に臨むことになるため、そういう意味では、ビギナー受験者を不安にさせる資格試験であると言えそうです。
※ 特にマーク式の解答方法を採用している試験ほど、過去問題の重要度は高まる傾向にあります。
本試験の出題傾向(レベル)を把握することができる! 試験における出題パターン(解答方法)を前もって知ることができる! 問題慣れすることで、自分なりの時間配分の目安を身につけられる! 自分の苦手分野を客観的に認識することができる! |
認知症ケア専門士は、どちらかというと、資格自体が比較的まだ新しい試験(2005年にスタート)なので、試験に関する情報がそれほど多くありません。
その上、先にも説明したとおり、認知症ケア専門士認定試験の過去問題は公開されておらず、現時点においては、市販の過去問題集(予想問題集はある)も存在しないようです。
したがって、試験開始当初は限られた一部の情報を基に公式の標準テキストを使いながら、自分なりに重要だと思う箇所を重点的に頭に叩き込んでいくか、専門の受験対策講座(日本認知症ケア学会や福祉系学校が主催している講座)を利用するくらいの方法しかとれませんでしたが、第4回以降は試験対策向けの市販テキストや問題集(ただし、過去問題ではなく、あくまで模擬問題が中心)が少しづつではありますが出回り始めています。
そのため、現在は公式の標準テキストと市販問題集を併用しながら試験対策を行う一般受験生が増えているようです。
そこで、認知症ケア専門士認定試験対策向けに販売されている主な市販問題集を、下記にいくつか紹介しておくので少し参考にしてみてください。
※ 認知症ケア専門士認定試験受験対策講座の有無や詳細については、必ず各自で確認してください。
試験時間:計240分(60分/1分野×4分野) 出題範囲:認知症ケア標準テキストに準じた内容 出題数 :計200問(50問/1分野×4分野) 出題形式:マークシート形式(5者択一) |
主催 | コース | 受講料 |
日本認知症ケア学会 NPO法人認知症ケア教育機構 | 2日間 | 15,000円(テキスト代別途) |
ファインケア 医療福祉学院 所沢校 | 全4回 | 29,800円(テキスト代別途) |
選択受講 | 8,500円/1回 |
タイトル | 出版 | 頁数 | 税込価格 |
久美 | 104P | 2,160円 | |
ナツメ | 368P | 3,024円 | |
TAC | 731P | 3,456円 | |
CD-ROM版 | 11,858円 |