介護支援専門員(ケアマネジャー)として働くためには、介護支援専門員実務研修受講試験に合格しなければなりません。
したがって、当然、試験対策が必要になってきますが、実はケアマネジャーの資格取得を目指す方専用に作成されたテキストというものが存在します。
そのテキストが、長寿社会開発センター発行の『介護支援専門員基本テキスト』です。
タイトル | 6訂 介護支援専門員基本テキスト【全3巻】 |
定価 | 6,300円【税込み】 |
内容 | 第1巻:介護保険制度と介護支援 第2巻:介護保険サービス 第3巻:高齢者保健医療・福祉の基礎知識 ※「法令・通知」分野はCD-ROMに収載 |
タイトル | 7訂 介護支援専門員基本テキスト【全3巻】 |
定価 | 6,804円【税込み】 |
内容 | 第1巻:介護保険制度と介護支援 第2巻:介護保険サービス 第3巻:高齢者保健医療・福祉の基礎知識 ※「法令・通知」分野はCD-ROMに収載 |
初期のケアマネジャー試験においては、旧厚生労働省が関与していた『介護支援専門員標準テキスト』なる教材があり、試験内容は、この標準テキストに基づいた問題が出題されていました。
そして、その後を引き継いだ形になるテキストが、この基本テキスト≠ナあり、介護支援専門員を目指す方にとっては、まさにバイブルとも呼ぶべきる必須教材のひとつです。
そのため、試験に対応した最新の情報が載るよう、その都度、改訂版が発行されているので、受験者の方は必ず最新の基本テキストを入手するようにしてください。
※ 基本テキストは必ずしも全国すべての書店で販売しているわけではありません。また、売り切れとなっている場合もあるので、できるだけ早めに入手し、ゆとりをもって試験対策に取り組んでください。
『介護支援専門員基本テキスト』は、ボリューム(例:6訂版は全3巻:第1巻(約400頁)第2巻(約504頁)第3巻(約420頁))があるだけではなく、ビギナー受験者には、やや難しいと感じてしまうテキストなので、使い方を工夫しなければ、途中で挫折する人も多いと聞きます。
通常は『介護支援専門員基本テキスト』で一通り学んだ後、問題集や過去問を利用する…といった学習スタイルが一般的なようですが、ビギナー受験者の方にとっては、むしろ、先に自分にとって解りやすいと思えた他の参考書や問題集を使って、まずは広く学習してから、基本テキストへ移行した方が勉強がスムーズに進み理解度が深まるといった声も聞こえてきます。
ケアマネジャー試験対策に、一度は目を通しておきたい教材が『介護支援専門員基本テキスト』ですが、専門書特有の難解さと、そのボリュームに圧倒され、途中で挫折してしまう初学者も少なくありません。
そこで、特に初学者の方が基本テキストを利用する際は、ちょっとした工夫をしてみてください。
なお、基本テキストは一部を除く全国書店のほか、長寿社会開発センターHPやネット通販で購入することができます。
第1巻から順に読み進める必要はありません。むしろ、得意分野や興味のある分野、あるいは理解しやすい分野から手を付けた方が学習もスムーズに進みます。 特に初心者にとってはとっつきにくいテキストと感じられることも多いようなので、基本テキストに目を通すよりも先に、他の参考書や問題集で一通り学習しておくと理解度が深まるようです。 基本テキスト中心の勉強が重要だからといって、途中で挫折してしまっては元も子もありません。したがって、基本テキストに沿ってポイントを押さえた自分にとって解りやすい参考書や問題集が他にあれば、基本テキストは、法的根拠や疑問点を確認するための辞書的な使い方をしてもよいでしょう。 |