ひと口に衣料≠ニいっても、福祉用具としての機能を備えた衣料には、介護する側・される側の快適さを考慮した様々なタイプの商品が各メーカーから販売されています。
そのため、どんな商品がよいのか迷ってしまうところですが、ほぼ一日中、身にまとって生活する必需品であることから、衣料に関する福祉用具は、特に次のような点に注目しながら、少しでも着脱しやすい(あるいは快適)ものを選びたいものです。
できるだけ自立・自助を促せるものであること 着脱しやすい工夫が施されていること 型崩れしにくい素材であること 汗の吸収性はどうか? 通気性はどうか? |
参考までに、福祉用具としての機能を備えた衣料をいくつかピックアップしてみたいと思いますが、商品化されている介護衣料は無数にあり、すべてをここで取り上げることは難しいので、特に日常生活で使用頻度の高い下着と寝巻、パジャマの3点に絞って、比較的、需要の高いタイプの商品をいくつか紹介しておきます。
下着は素肌に直接触れる衣料なので、特に素材や通気性、汗吸収性の優れたものを選びたいものです。
また、福祉用具としての機能を備えた肌着の中には、着脱がしやすいよう前開きのものなどもあるので、状態に応じて使い分けましょう。
福祉用具としての機能を備えた寝巻やパジャマは、各メーカーから様々なタイプの商品が販売されています。
特に体が思うように動かず着脱に時間がかかるような方は、ボタン式よりもタッチホック式やマジックテープ式の衣料を選ぶとよいでしょう。
袖口が大きいもの 腕の上下がしやすい袖つけにゆとりがあるもの 検温のしやすい脇穴タイプ |