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コレだけは押える!徘徊センサーの基礎知識

認知症になると病気の進行にあわせて、いろいろな問題行動を起こし始めますが、数ある問題行動の中でも比較的ポピュラーな行為が〝徘徊〟です。

※ 徘徊とは本来「あて(目的)もなく歩き回ること」を意味する言葉なので、目的(家に帰りたい…/会社に行かなければ…など)はあるが、結果として歩き回ってしまっている人に対してまで徘徊呼ばわりするのは不適切だと指摘する方もいますが、フラッと自宅(施設)を出たきり、何時間経っても帰ってこない行為は介護する側の負担も大きく、非常に困った出来事のひとつであることには間違いありません。
介護をしていて困ったとことは何?
排泄の失敗 29人 入浴拒否 14人
徘徊 26人 過食 12人
妄想 25人 オムツをはずしてしまう 11人
不眠 23人 異食 8人
暴言 16人 暴力 6人
人物誤認 15人 弄便 6人
収集 14人 その他 7人
参考資料:ほっとくるアンケートより
徘徊の問題点
本人(徘徊者) 介護者
・交通事故
・転倒による怪我
・精神的な不安(心配…)
・体力的な疲労(施設の場合は介護職員の負担が増える)
しかし、徘徊は困るからと言って、一日中鍵のかかった部屋に閉じ込めたり、外出を無理に引き止めようとする行為は、かえって口論となったり、欲求不満から別の問題行動を引き起こすキッカケになってしまうこともあるので注意が必要です。

外出禁止かといって、いつ何時、フラッと出て行ってしまうかわからないのが、この問題の難しさでもあり、現実問題として、24時間付きっきりで見張っているというわけにもいきません。

そこで、介護者の負担を少しでも軽減する方法のひとつとして、最近、注目され始めているのが〝徘徊センサー〟と呼ばれる福祉用具です。
徘徊センサーとは…
徘徊センサーとは、目の届かない場所にいる患者の行動をセンサーで知らせてくれる予防グッズのようなもので、対象者がフラッと外出しようものなら、その時点でセンサーが教えてくれます。

近年、各メーカーから様々なタイプの徘徊センサーが販売されていますが、最近は自宅介護者を対象とした軽くて携帯に便利で、かつ、設置が簡単なタイプの徘徊センサーも徐々に増えているようです。
主な徘徊センサーのタイプ
固定型 マット式のセンサーパッドを踏むと、離れた場所に設置してある受信機が反応し、メロディーが流れる(あるいはランプが点灯)するタイプ。…など
携帯型 子機を携帯している対象者が、本体機器で設定した距離以上に離れるとセンサーが反応するタイプ。…など

知っ得 !? 徘徊センサーの種類と特徴

近年、各メーカーから様々なタイプの徘徊センサーが販売されているので、参考までに、市販されている製品をいくつか紹介しておきましょう。


徘徊センサー:ふむナール
耐久素材の材質を使った固定タイプの徘徊センサー。

マットを踏むと検知(足を上げるとスイッチが切れる)し、離れた場所にいる介護者に知らせます。

ナースコールに接続用のジャックを取付加工することで、ナースコールとの併用が可能(ただし、センサー接続用ジャックの取付加工が必要)です。
徘徊センサー:キャッチくん
対象者がキャッチくんの前を遮ると検知し、離れた場所にいる介護者に知らせる徘徊センサー。

ただし、センサー前を遮るものはすべて反応してしまうため、対象者以外の人(物)に反応しないよう設置する工夫が必要です。
徘徊ノン:小電力型
ふむナール同様、対象者がマットを踏むと、離れた場所にいる介護者や家族にチャイムで知らせてくれる敷くだけタイプの徘徊センサー。

やや値は張りますが、センサーを増設(ただし、増設セットが必要)することにより音色で3ヵ所まで識別報知が可能なため、どの場所にいるかが分かりやすく、専門の施設や病院でも、比較的、広く利用されている福祉用具のひとつです。











介護:豆知識

福祉用具貸与サービスとは !?

福祉用具貸与とは、要は介護保険給付を利用することで、ある特定の福祉用具が1割負担(9割給付)でレンタルできるサービスのことです。

対象となる福祉用具の範囲は、認知症老人徘徊感知機器も含め、下記に示す13種目に限りますが、種目(※印の種目)によっては要支援1~2、要介護1の方は対象外(ただし、例外あり)となるケースも出てくるので、福祉用具レンタルに関心のある方は、一度、専門知識をもったケアマネジャー等に相談してみましょう。

※2 自動排泄処理装置は要支援1~2、要介護1~3の人は原則保険給付の対象となりません。

車いす ※
車いす付属品 ※
特殊寝台(介護用ベッド) ※
特殊寝台付属品 ※
床ずれ防止用具 ※
体位変換器 ※
手すり
スロープ
歩行器
歩行補助つえ
認知症老人徘徊感知機器 ※
移動用リフト(つり具部分除く)※
自動排泄処理装置※2


認知症老人徘徊感知機器

福祉用具貸与サービスの対象となる徘徊感知器とは、介護保険法7条第15項に規定する認知症患者が屋外に出ようとする行為をセンサーで感知し介護者等に知らせるもの。たとえば、家の玄関などに赤外線センサーなどを設置したり、マットタイプの固定式センサーなどを設けて人間の動きを感知する製品をはじめ、対象者自身が身に付けた発信機の電波を受信部が感知する設計のものなどがある。

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