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領域 | シート名 | 狙い | |
A 基本情報 |
A-1 | 私の基本情報シート | これらの情報はご本人のためのものです。全てのシートは「本人本位」を忘れずに、ご本人(私)を主語に、ご本人の視点でご記入ください。 |
A-2 | 私の自立度経過シート | 私の自立状態が保てるように、私の状態と変化の経過を把握してください。 | |
A-3 | 私の療養シート | 今の私の病気や、飲んでいる薬などを知って、健康で安全に暮らせるように支援してください。 | |
A-4 | 私の支援マップシート | 私らしく暮らせるように支えてくれているなじみの人や物、動物、なじみの場所などを把握して、より良く暮らせるよう支援してください。 | |
B 暮らしの情報 |
B-1 | 私の家族シート | 私を支えてくれている家族です。私の家族らの思いを聞いてください。 |
B-2 | 私の生活史シート | 私はこんな暮らしをしてきました。暮らしの歴史の中から、私が安心して生き生きと暮らす手がかりを見つけてください。 | |
B-3 | 私の暮らし方シート | 私なりに築いて来たなじみの暮らし方があります。なじみの暮らしを継続できるように支援してください。 | |
B-4 | 私の生活環境シート | 私が落ち着いて、私らしく暮らせるように環境を整えてください。 | |
C 心身の情報 |
C-1-1 | 私の心と身体の全体的な関連シート | 私が今、何に苦しんでいるのかを気づいて支援してください。 |
C-1-2 | 私の姿と気持ちシート | 私の今の姿と気持ちを書いてください。 | |
D 焦点情報 |
D-1 | 私ができること私ができないことシート | 私が出来そうなことを見つけて、機会を作って力を引き出して下さい。出来る可能性があることは、私が出来るように支援して下さい。もう出来なくなったことは、無理にさせたり放置せずに、代行したり、安全・健康のための管理をしっかり行ってください。 |
D-2 | 私がわかること私がわからないことシート | 私がわかる可能性があることを見つけて、機会を作り力を引き出してください。私がわかる可能性があることを見つけて支援してください。もうわからなくなったことは放置しないで、代行したり、安全や健康のための管理をしっかり行ってください。 | |
D-3 | 生活リズム・パターンシート | 私の生活リズムをつかんでください。私の自然なリズムが最大限保てるように支援して下さい。水分や排泄や睡眠などを、介護する側の都合で一律のパターンを強いないでください。 | |
D-4 | 24時間生活変化シート | 私の今日の気分の変化です。24時間の変化に何が影響を与えていたのかを把握して、予防的に関わるタイミングや内容を見つけてください。 | |
D-5 | 私が求めるかかわり方シート | 私に対するかかわり方のまなざしや態度を点検してみましょう。 | |
E | 24時間アセスメントまとめシート (ケアプラン導入シート) |
今の私の暮らしの中で課題になっていることを整理して、私らしく暮らせるための工夫を考えてください。 |
その理由はいくつか考えられますが、特に次に挙げる2点がネックになっていると考えられます。 ケア関係者が互いに患者の情報を共有することで、少しでもよりよい生活支援が行えるような方向にもっていくことがセンター方式の目的ですが、認知症患者をどのように理解するか・・・その捉え方にケア関係者の間で大きなズレ(職業などによっても考え方が大きく異なってくるようです)があると、思うようなケアプランが立てられません。 また、特に現場経験の浅い新人は、シート自体、どのように記入したらよいのかまるでわからず、とまどいを見せる職員も少なくないようなので、最初から16枚全てを使用するのではなく、コアとなる共通シートをいくつか選択し、状況に合わせて少しずつ使うシートを増やしていくような形にもっていくのも一つの方法です。 センター方式シートは認知症患者本人とその家族、そして複数のケア関係者が日々の生活の中で気付いたこと、思ったこと、アイディアなど互いに出し合い、よりよいケアプランを作成していきますが、シート自体は16枚にも及び、記入には手間がかかります。 そのため、患者の家族であればまだしも、複数の認知症患者を抱えるケア関係者(医師や人手が限られている介護職員など)にとって、1人の患者にそこまで関わるのは負担が大き過ぎる!といった現場の悲鳴も少なからず上がっているようです。 しかし、センター方式は所定のシートを利用した生活支援の普及が目的なのではなく、あくまで認知症患者本人本位のケアを目的とした支援ツールのひとつなので、共通シートを基に独自の改良を加えつつ、現場にマッチした簡略化したシートを作成し、ケア関係者の負担を軽減しながら活用しているところもみられます。 |
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