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ビギナー受験者向け!介護福祉士実技試験対策【試験当日の流れ】

介護福祉士の資格を取得するためのルートはいくつかありますが、介護福祉士国家試験自体は大きく2つ、筆記試験実技試験に分かれます。

※ 旧法の下では国家試験を受けなくとも介護福祉士の資格を取得できましが、試験制度改正により第28回試験以降は養成施設卒業者も国家試験の受験が必要です。

しかし、鉛筆を握って黙々と解答用紙を埋めていく筆記試験とは異なり、介護福祉士実技試験は試験委員の目の前で実際にあなた自身がモデルを相手に演じなければならないため、この手の実技試験を苦手とする者にとっては、独特の緊張感とプレッシャーに押しつぶされ、試験当日は頭が真っ白になってしまい、普段ならしないようなミスを連発してしまった…という苦い経験をお持ちの方もいるようです。

そこで、介護福祉士実技試験対策を講じるうえで、まず最初に受験者が気になるであろう試験当日の一連の流れについて説明しておくので、前もってその全体像をザッと把握しておきましょう。
介護福祉士実技試験当日の流れ
地域によって、若干異なってきますが、介護福祉士実技試験の当日は、だいたい次のような流れで進んでいきます。
受付

・氏名、受験番号等の確認
・携帯電話の回収 …など

一言アドバイス!

問題の漏えいを防ぐため、携帯電話などを持参された方は、一時的に受付で預ける形になるので、よほどの理由がない限り当日はもっていかない方がよいという意見もあります(理由…試験会場によっては回収の列が大行列になっている場合もあるようです)。

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待機室への移動

受験者が大勢いる場合は、まず広い待機室(校内であれば体育館など)へと移動させられ、その待機室で自分の番が来るまで待ち続けることになります。その間、試験用に持ち込んだ動きやすい服装に着替えることができます。

一言アドバイス!

受験者が多ければ多いほど、ひたすら待たされる人も出てくるので、試験直前に読み返しておきたいような参考書や資料があれば持参しておくとよい!

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控え室への移動

待機室から控室(待機室よりも小さな部屋)へ呼ばれると実技試験で演じるべき課題に関する問題用紙が一人一人に配布され(通常は黒板も用意され、そこにも問題文が書かれているはずです)、10分程度のシュミレーション時間が与えられます(ただし、この控室に通されると持参した参考書等を見ることはできません)。

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試験会場へ入室

控室で課題を確認した受験者は、各々、命じられた試験会場へ入室し、試験官を前に実技試験を行います(例年、試験時間は5分程度)。

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実技試験の終了

実技試験を終えた受験者は、漏えい防止のため、係員の指示により別室に移動させられ、全受験者の試験が終了するまで待機させられます。

一言アドバイス!

実技試験は「午前組」と「午後組」に分かれて実施されますが、午前組に選ばれた方は、問題の漏えいを防ぐため、午後組が待機室に移動させられるまで帰してもらえないので、時間つぶしのための本などを持参しておいた方がよいとの意見もあります。
実技試験室内の様子
実際に実技試験が行われる試験室内の様子ですが、ここにも直前の控室で渡された課題文が壁や黒板等にデカデカと掲示(あるいは紙が張り付けてある)されているはずなので、試験中、課題内容を忘れてしまっても心配いりません。

また、試験室内には試験官を筆頭に試験補佐官、介護役のモデルの計3名が待ち構えています。

※ 試験会場が学校等に指定されている場合は、その学内の学生さんが介護役のモデルになっているケースも多いようです。

介護福祉士実技試験対策:少しでも合格に近付けるための注意点

筆記試験に比べ、相手を必要とする実技試験は対策が立てにくいとも言われていますが、本試験前に最低限押えておきたい介護福祉士実技試験対策のポイントについてまとめておくので参考にしてみてください。
試験当日の服装
実技試験当日はいったいどんな格好で行けばよいのかといった服装で悩みを持つ方もいるようですが、この点については〝ジャージ〟と〝スニーカー〟で試験に臨む受験者が多いようです。

また、職場で着用している仕事着などがある方は、着なれたユニフォームやエプロン、看護サンダルなどを持参してくる受験者も少なくありません。

服装イメージなお、髪の長い女性の方はヘアゴムで束ねるなどしてから試験に臨むことをおススメします。

※ 靴は履き慣れているものを選び、紐付きなら解けないようにしっかりと結ぶ!(万が一に備え、紐が解ける恐れのある紐靴などは避ける人も…)
試験官が評価している主なチェック事項
筆記試験では判断しかねる介護福祉士に求められるスキル(介護技術)を評価するための試験が実技試験なので、介護を必要とする者の安全や安楽等に特に配慮しながら指示された課題をこなすことが何よりも重要になってきます。

介護福祉士実技試験は制限時間が5分と短く、与えられた課題を時間内にクリアできるか不安を抱く受験者も多いようですが、これまでの試験結果を振り返ってみると、試験時間をオーバーしたからといって、必ずしも落第するとは限らない(単に要領が悪いだけであったり、何度もやり直しをしているようなケースは除きますが…)ようです。

したがって、制限時間内でクリアすることを最優先するよりも、ここは大事だなと思えるチェックポイントを慌てず丁寧な介助で行うことを重視した介護を心がけた方が良さそうです。

※ 自分の介護の仕方の間違いに気づいたら、「もう一度やり直します!」と一言断りを入れてやり直しても特に問題ありません。

なお、試験中は、いちいち試験官の顔色をチラチラ伺いながら介護を行うようなことはせず、試験官はいないものと思い、介護役のモデルに集中し、介護に徹するようにしましょう。
ベテラン介護士が陥りやすい落とし穴
ベテラン介護士であればあるほど、介護福祉士実技試験は楽に合格できるのではないか…と思い込みがちですが、必ずしもそうとは言い切れないのが、ある意味この試験の難しさでもあります。

というのも実際の介護の現場で行われている技術が、必ずしも実技試験で求められている技術と一致するとは限らないからです。

合格ポイントプライドの高いベテラン介護士ほど、こっちの方がより実践向きだと独りよがりの介護を本試験中にしてしまう受験者もいるようですが、あくまで介護福祉士の資格取得を目指しているのであれば、その気持ちも分からなくはありませんが、これは試験と割り切って基本に忠実な介護に徹した方が良さそうです。



実技試験会場イメージ

実技試験の合格ライン
実施年度 合格ライン
[100点満点]
H21 53.33点
H22 53.33点
H23 53.33点
H24 53.33点
H25 53.33点
H26 46.67点
H27 46.67点
H28 46.67点




介護福祉士試験:豆知識

うっかりでは済まされない介護実技講習の注意点

新制度の導入により、受験者の選択肢が広がりましたが、講習の利用を検討している者は、主に以下のような点に気を付け、介護福祉士の資格が得られなかったということのないように細心の注意を払ってください。

試験免除は実技のみ!

介護実技講習を受講することで免除される介護福祉士の試験内容は2次試験に当たる実技のみです。したがって、講習修了者も〝筆記試験〟は受けなければなりません。

受講終了証明書が交付されるとは限らない!

介護実技講習を受講したからといって、受講者全員が終了証明書を交付されるわけではありません。講習内容の総合評価によっては、交付されないこともあります。

受講終了証明書・受講決定通知書は、介護福祉士の受験申込みの際に必ず添付する!

実技試験の免除申請は介護福祉国家試験の申込みと一緒に行います。その際、受講修了証明書等の原本を必ず提出するため、紛失しないよう大切に保管しておきましょう。

試験免除は3回まで!

介護技術講習終了証明書を交付された者は、実施後に行われる介護福祉士国家試験の実技試験が3回まで免除されます。たとえば講習実施後に行われる第22回介護福祉士国家試験で不合格になっても第23回、24回に行われる試験までは有効(実技試験免除)であるということです。


実技試験対策情報

筆記試験に比べると対策の立てにくい実技試験ですが、過去問題や予想問題を数多くこなし、シュミレーションしておくことで、あらゆる場面に対応できる基本的なスキルを身につけておくことは可能です。

近年は介護福祉士実技試験対策向けのテキストや問題集も増えているので、自分が使いやすいと思えた市販教材を活用しながら実技スキルを磨きましょう。

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