つまり、超高齢社会に突入し、今後も高齢者が増え続けるであろう日本においては、社会全体が介護分野に力を注いでいかなければならないため、より良い方向へ向かうためにも法制度の創設や改正が繰り返し行われているのです。 そのため、古い知識で本試験に臨まないためにも、ケアマネ受験者は必ず最新テキストを使って学習するようにして下さい。 また、改訂版テキストの歴史をご覧になれば気付かれる方も多いかと思われますが、この基本テキストは平成15年発行の『改訂 介護支援専門員基本テキスト』以降、全4巻(6訂以降は法令・通知分野がCDロムに収録されたため、冊数としては全3巻)で構成されており、各巻、非常にボリュームがあります。 そのため、冒頭で基本テキストさえマスターしてしまえば問題ないとはいったものの、仕事と両立させながら試験合格を目指す社会人受験者の多いケアマネ試験においては、いかに本試験で狙われやすい範囲を効率的に学習するかが合否のカギを握ってきます。 |
発行年度 | テキスト名 | 内容 | 価格 | ||
平成10年 | 介護支援専門員標準テキスト | 全2巻 | ----- | ||
平成12年 | 介護支援専門員基本テキスト | 全3巻 | 5,000円 | ||
平成15年 (2訂) |
同上 | 第1巻:介護保険制度と介護支援(217頁) 第2巻:介護支援サービスと介護サービス(393頁) 第3巻:高齢者保健医療・福祉の基礎知識(428頁) 第4巻:法令通知・関係資料(799頁) |
6,001円 | ||
平成18年 (3訂) |
同上 | 第1巻:介護保険制度と介護支援(306頁) 第2巻:介護支援サービスと介護サービス(469頁) 第3巻:高齢者保健医療・福祉の基礎知識(419頁) 第4巻:法令通知(837頁) |
7,350円 | ||
平成19年( 4訂) |
同上 | 第1巻:介護保険制度と介護支援(439頁) 第2巻:介護保険サービス(515頁) 第3巻:高齢者保健医療・福祉の基礎知識(463頁) 第4巻:法令・通知(934頁) |
7,350円 | ||
平成21年 (5訂) |
同上 | 第1巻:介護保険制度と介護支援(386頁) 第2巻:介護保険サービス(454頁) 第3巻:高齢者保健医療・福祉の基礎知識(398頁) 第4巻:法令・通知(1,008頁) |
7,350円 | ||
平成24年 (6訂) |
同上 | 第1巻:介護保険制度と介護支援(約400頁) 第2巻:介護保険サービス(約500頁) 第3巻:高齢者保健医療・福祉の基礎知識(約400頁) ※「法令・通知」分野はCD-ROMに収載 |
6,300円 | ||
平成27年 (7訂) |
同上 |
※「法令・通知」分野はCD-ROMに収載 |
6,804円 |
第1巻 介護保険制度と介護支援 |
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第2巻 介護保険サービス |
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第3巻 高齢者保険医療 ・ 福祉の基礎知識 |
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第4巻 法令・通知 |
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しかし、前項でも触れたように、『改訂 介護支援専門員基本テキスト』は、ボリューム(最新版は全3巻)があり、かつ、ケアマネ試験初学者には、やや難しく感じてしまうテキストなので、使い方を工夫しなければ、途中で挫折してしまう人も多いと聞きます。 通常、『改訂 介護支援専門員基本テキスト』で一通り学んだ後、問題集や過去問を解く…といった流れが最もオーソドックスな学習スタイルのようですが、試験初学者の方にとっては、むしろ、先に自分にとって解りやすいと思えた他の参考書や問題集で広く学習してから、基本テキストへ移行した方が勉強がスムーズに進み理解度も深まるといった意見も少なくありません。 そこで、特に初学者の方が、この基本テキストを利用する際には、ちょっとした工夫をしてみましょう。 |
得意分野・理解しやすい分野から始める! 第1巻から順に読み進める必要はありません。むしろ、得意分野や興味のある分野、あるいは理解しやすい分野から手を付けた方が学習もスムーズに進みます。 基本テキストは後回しにする! 特に初心者にとってはとっつきにくいテキストと感じられることも多いため、基本テキストに目を通すよりも先に、他の参考書や問題集で一通り学習しておくと、基本テキストの理解度が深まるようです。 辞書的に使う! 基本テキスト中心の勉強が重要だからといって、途中で挫折してしまっては元も子もありません。したがって、基本テキストに沿ってポイントを押さえた自分にとって解りやすい参考書や問題集が他にあれば、基本テキストは、法的根拠や疑問点を確認するための辞書的な使い方をしてもよいでしょう。 |