介護支援専門員(ケアマネージャー)の資格取得を目指している者に参加(受講)を義務付けている必須研修が〝介護支援専門員実務研修〟です。 この実務研修は1日でも欠席してしまうと、ケアマネージャーの資格が取れない仕組みになっていますが、研修日程は地域によって異なってきます。 特に仕事と掛け持ちでケアマネの資格取得を目指している社会人受験者は、職場等の理解がなければ研修への参加が難しくなってくることも十分予想されるので、受験者は自分が参加することになる地域で実施される介護支援専門員実務研修の日程が判明しだい、スケジュールの調整を早めに行っておきましょう。 |
研修期間 | 概ね7日間前後 |
研修時間 | 44時間以上 ※ 国既定の標準時間は44時間 |
受講料 | 数千円~20,000円程度 |
講師 | 医療・保健・福祉に関わる者の中から選定 |
研修内容 | 研修時間 | 研修形式 | |
【講義研修】 | ・介護保険制度の理念と介護支援専門員 ・介護支援サービス(ケアマネジメント)の基本 ・要介護認定等の基礎 ・認定調査について ・受付及び相談と契約 ・相談面接技術の理解 ・地域包括支援センターの概要 |
2時間 2時間 2時間 2時間 1時間 3時間 2時間 |
多人数による講義形式 |
【前期演習研修】 | ・アセスメント、ニーズの把握方法 ・居宅サービス計画等の作成 ・実習オリエンテーション |
6時間 6時間 1時間 |
少人数による演習形式 (講義も含む) |
【実習】 | アセスメント・居宅サービス計画等作成実習 | ||
【後期演習研修】 及び 【介護予防研修】 |
・アセスメント・居宅サービス計画等作成演習 ・モニタリングの方法 ・チームアプローチ演習 ・意見交換・講評 ・介護予防支援(ケアマネジメント) |
6時間 2時間 3時間 1時間 7時間 |
少人数による演習形式 (講義も含む) |
合計研修時間 | 46時間 |
前期 | 後期 |
ケアマネージャーとしての基本姿勢からはじまり、ケアマネ知識の整理や確認、復習。さらに課題分析・居宅サービス計画作成手法等の講義をした後、実地に即した演習を行う。 | 主に実習で作成した課題分析表やケアプランを基に、少人数のグループワーク方式で演習を行い、意見交換をする。 |
実習 | |
研修4~5日後に実習を組み入れ、指定期日までに課題を提出しないと後期研修が受けられないところが多い。※ 受講者自ら要介護者等を選定した後、家庭訪問し、要介護認定調査表や課題分析表、ケアプラン等を作成して提出 |
介護保険法施行規則 法第六十九条の二第一項に規定する介護支援専門員実務研修(以下「介護支援専門員実務研修」という。)は、介護支援専門員実務研修受講試験に合格した者について、介護支援専門員として必要な専門的知識及び技術を修得させることを目的として行われるものとする。 2.介護支援専門員実務研修は、居宅サービス計画、施設サービス計画及び介護予防サービス計画に関する専門的知識及び技術の修得に係るものをその主たる内容とし、かつ、要介護認定及び要支援認定に関する専門的知識及び技術並びにその他の介護支援専門員として必要な専門的知識及び技術の修得に係るものをその内容に含むものとする。 3.介護支援専門員実務研修は、厚生労働大臣が定める基準を満たす課程により行うこととし、その実施に当たっては、当該課程において修得することが求められている知識及び技術の修得がなされていることにつき確認する等適切な方法により行われなければならない。 【法第113条の4より抜粋】
|